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おしぼりの知識

紙おしぼりと布おりぼりの違い ~お店のサービスに合わせて
2015年04月06日
おしぼりの知識

紙おしぼりは、一般的には「使い捨ておしぼり」と言われている不織布で作られたおしぼりのことをいいます。

提供する施設でのおしぼりの使い方によっては、紙おしぼりが、布おしぼり(タオル生地のおしぼり)よりも適している場合があります。

紙おしぼりの種類と特長について見て行きましょう。

紙おしぼり

●紙おしぼり種類と特長

1.大きさ
 大きなものから小さなものまで様々なサイズがあります。

2.形
 1.平型(フラットタイプ)
  平たく折りたたまれているもの
 丸型
 2.ロール状に巻かれているもの

3.色・デザイン
 文字やロゴを入れたものや、用紙に凹凸のあるエンボス加工を施したものなどがあります。

4.素材
 パルプやコットンなどの天然素材を主成分とした不織布、再生紙を使用した不織布、レーヨン等の化学繊維を主成分としたものなどあります。
 1.パルプ不織布
  ソフトな拭き心地。破れやすい。比較的安価
 2.コットン不織布
  厚手で保水性に優れる。比較的破れにくい
 3.レーヨン
  滑らかな肌触り。破れにくい。

5.保管
 省スペースで場所をとらない。ある程度の長期間保管が可能。
 
6.拭き取り性能
 布おしぼりに比べると、拭き取り性が劣る

7.その他
 屋外への持ち出しなど、テイクアウトに適している

●布おしぼりとの違い

以上のような利点のある紙おしぼりですが、環境的な面でいうと、紙おしぼりは年間で29億枚近く消費され、外袋と一緒に破棄されています。一方、布のおしぼりは、リユースされる環境配慮型の商品です。

また、日本の文化である”おもてなし”の視点からいうと、やはり「紙」よりも「布」に軍配が上がります。
紙おしぼりの場合は、お店で出されれると、どうしても安っぽいイメージになってしまいます。これがお店や施設によってはデメリットとなります。

温かいおしぼりやよく冷やされたおしぼりは、出される側にとって、とてもありがたいものです。これは布おしぼりだけが可能な提供方法です。

おしぼりは手指を拭くことを第一の目的に提供されるものですが、布おしぼりの場合は、それに加えて”おもてなし””癒し”も一緒に提供されているといえるでしょう。

お店や施設での用途により、それぞれの特長を活かした商品を活用してください。